リッケンバッカーに限らず、レスポールやストラトキャスターなどビンテージギターも人気があります。
どちらかと言えばマニアックな方向かもしれません。
しかし、リッケンバッカーやその他のビンテージギターにはビンテージならではの魅力があり、それが人気の所以となっていると考えます。
ではその魅力とは何か?
その点について説明します。
目次
今手に入るビンテージリッケンバッカー
「ビンテージリッケンバッカーに興味がある!」
「ビンテージリッケンバッカーを探している!」
そんな方にはまずはここで情報です。
下記をご覧ください。
1960年製 365 CAPRI FireGlo
リッケンバッカー 1958 335 CAPRI
”その時代”のアーティストが使用していたことが魅力!
例えばビートルズやザ・フー、バーズ、ザ・ジャムなどの音楽に惹かれ、その影響からギターを手にした人は数多いでしょう。
ジョン・レノン、ジョージ・ハリスン、ピート・タウンゼントロジャー・マッギン、ポール・ウェラーなど憧れのギタリストの写真を見て、そのルックスからリッケンバッカーの魅力に取りつかれ、
「いつかは自分もリッケンバッカーを手にしたい!」
そう願うようになることも多いでしょう。
例えばジョージ・ハリスンが日本公演使用していた1965年モデルの360-12の美しさに魅せられた人は、現行のモデルより、できれば1960年代のモデルを手にしたいと思うことがあるはず。
やはり”その時代”のリッケンバッカーを手にすることで、その時代の空気を感じながら、アーティストへの思い入れともに満足感が溢れてくるものです。
ヘッドのサイズやボディシェイプの違い
これもリッケンバッカーに限ったことではありませんが、時代によりヘッドの形状やボディーシェイプに違いがあります。
リッケンバッカーの場合、330や360は現行のモデルより、70年代前半以前のヘッドは小さくなっています。
比べてしまうと、
「ヘッドが小さい方が美しく見える。」
そう感じる人が多いのではないしょうか。
またボディーも330や360は現行のモデルよりも微妙に細身にシェイプされています。
これもまた魅力的なラインとして目に映る人が多いでしょう。
また個人的には塗装の変化に魅力を感じます。
60年代のモデルは、それから40年から50年という年月が流れているため、その経年による塗装の劣化が、同じファイアーグロウでもなんとも表現し難い色合いに落ち着き、とても魅力的な風合いを見せています。
リッケンバッカーのビンテージはいくらする?
リッケンバッカーのビンテージの値段ですが、ギターの状態や何年モデルかで大きく異なります。
60年代中頃の330、360であればだいたい30万円台が多いと思います。
また50年代後半あたりの「カプリ」タイプは50万以上の値段がついていることがあります。
ただ、この辺りのモデルはその「ギター」自体の存在がかなり希少なため、市場に出回ることは滅多にありません。
カプリタイプのリッケンバッカーを狙っている方は、資金をしっかると準備をしてチャンスを待つしかありません。
以前、私がリッケンバッカーのカプリを購入した楽器店で聞いた話ですが、4、5年前、元THE 虎舞竜の高橋ジョージ氏が血眼になってカプリを探していたそうです。
その相談を受けた楽器店の店長が探したところ、ようやくアメリカのオークションサイトで発見できましたが1万ドルの値段がついていたそうです。
しかも状態はかなり悪かったようです。
ビンテージリッケンバッカーはマニアのものか?
リッケンバッカー、ビンテージギターの魅力について書いてきましたが、やはりどちらかと言えばマニアックな人向けのギターかもしれません。
リッケンバッカーアーティストへの思い入れ、あの時代でしか出せないリッケンバッカーサウンドの魅力にとりつかれたプレイヤーは、やはりビンテージのリッケンバッカーを手にするしかないでしょう。
私はギタープレイヤーではありませんが、”その時代”の魅力が欲しくて2本リッケンバッカーのビンテージを所有しています。
時々ギターケースから出して弾いてみて、眺めてみて
「美しいなあ・・・。」
と感慨深くなってしまいます。
うーん、やはりマニアックですね。